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ハロウィンパーティーとスリーデーマーチ遠足

先週も学校はいろいろな行事がありました。
体調が不安定になりやすいこの時期に、
お友達と一緒に楽しい思い出をひとつひとつ増やしていけること、
やっぱり大切に胸に刻みたいと思うのです。


31日はクラスのあちこちでハロウィンパーティーがあって、たけちゃんのクラスの3年1組も、3時間目にありました。お友達がマントや仮面を貸してくれて、たけちゃんも仮装して教室に向かいました。

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なかば強制的に(^_^;)仮面やカチューシャなどをつけられて、あまり心地よくなかったと思いますが、パーティーの間、一度も吸引をしなかったたけちゃん、
「ああ、楽しく過ごしているんだなぁ」と思いました。
とっても不思議ですが、たけちゃんは楽しいことに集中していると、吸引の感覚が極端に空くのです。

先生によると、パーティーではクラスのみんなで、占いをしたりボーリングをして過ごしたそうです。


ハロウィンが終わるまで、チューブをとめるテープの絵がかぼちゃのおばけでしたが、2年生のある男の子が「たけちゃん、次は何の絵にするの?」と聞いてきました。
「うーん、何がいいかな?」
「11月の歌が『白いくも』だから、雲が良いんじゃない?」
「わあ、たけちゃん、雲好きだよ、良いね」
そう言って、スリーデーマーチ遠足は雲のシールを貼っていったのですが、その効果があったのか、当日はたけちゃんにはとっても歩きやすい「くもり」のお天気となりました。


先日のケース会議で、約10kmの全行程を、みんなと一緒にストレッチャーで歩くことが決まったたけちゃんに、特別支援学校のコーディネーターの先生がボランティアでついてくださることが決まったのですが、何しろ初めてのことなので、学校の先生方としては、予定通り縦割り班で移動するのは難しいのではないかという意見が出たらしく、支援の必要な子供達の「特別グループ」というのを急遽組んで、縦割り班よりも少し早めに出発することが決められました。
突然の決定で、正直、みんなと一緒に歩けないのではないかと不安になりましたが、黄色組とたけちゃんの青組の間のスタートだったので、みんなと全く離れてしまうということはなく、楽しくスタートしました。

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特別支援学校のH先生は、歩き始めるとすぐに
「わあ、こうやって、たけちゃんはいつもお友達の声に囲まれて過ごしているんだね。
それだけでも、良い刺激をたくさんもらえるよね」と声を掛けてくださいました。

ストレッチャーだからといって、みんなのペースに遅れをとることもなく歩けていましたが、吸引などで途中止まったりすると、後ろから歩いてきた子供たちが、
「あ、たけちゃん、一緒に歩いていたんだ。がんばろうね!!」と声をかけてくれたり、
たけちゃんの縦割り班とも途中から合流できて、半分近い行程を、結局一緒に歩くことができました。

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先週まで雑草で埋め尽くされていたという川沿いの道は、草が刈られてはいたものの、やはりアスファルトの道よりも明らかに振動が大きく、たけちゃんのモニターも時々アラームが鳴りました。モニター側にいた介助員の先生は数値をチェックしてアラームをすぐに解除し、担任の先生はたけちゃんの表情や酸素の接続がはずれていないか、ぱぱっと確認してくれます。
「アラームが鳴っても、先生達、さすが堂々としていますね。」とH先生がおっしゃると、
担任も介助員の先生も口をそろえて、
「初めはちょこっとでも音が鳴るとびくびくしていました。でも今は、振動でモニターがひろっていないのか、たけちゃんの具合がよくないのか、わかるからね~」
と、さらっと答えてくれました。
思わず「わあ、先生達、すごいね!!」と言うと、
「何言ってるの、いつもたけちゃんとお母さんが教えてくれるおかげよ~(*^_^*)」と照れていました。

とても元気な先生達ですが、子供たちのペースに合わせるよりも、自分達のペースで歩いたほうがやっぱりらくで、どんどん先に行ってしまいそうになりますが、そこは母の出番です、
「先生、子供たちが一緒にストレッチャー押してくれるって!!」
「この道なら、子供達だけで押せますよね?子供達、たけちゃんのこと、よろしくね!!」と、
大人をたけちゃんから引き離す係を努めました。


目的地で折り返し地点の森林公園に到着すると、子供たちは一斉に「ポンポコマウンテン」というエアートランポリンの大きな山に向かいました。たけちゃんにはさすがに刺激が大きすぎるので、隣りの小さい方で遊びました。

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特別支援学級のしゅうちゃんやYちゃん、同じクラスのお友達も一緒で、みんなが弾けるほどの笑顔で、ボヨーンボヨーンと大きく弾むのを楽しみました。
H先生が何度も何度も、
「いやあ、すごいなあ。特別支援学校では、さすがにここまで激しいのは経験させてあげられないな…」
「ここまでの道だけでもかなりの振動だったのに、たけちゃん、今も全然へっちゃらだもんね。すごいな…」と、何度も何度も「すごいな…」とつぶやかれていました。

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縦割り班がいくつかくっついて、一緒に「だるまさんがころんだ」やビーチバレーもして、いろいろな学年のお友達と一緒に遊ぶ時間がもてました。

お弁当の時間はたけちゃんも注入の時間。同じクラスでたけちゃんの注入を知っているお友達は、
「あ、たけちゃんも一緒にお昼御飯だね」と言ってくれました。

口からゼリーを食べているところを、H先生に初めて見ていただきました。
「全然むせないね、こんなに食べられるんだね」と、またまた驚かれていました。
「学校に入って、給食もYちゃんのミキサー食を少しもらって(^_^;)練習して、ずいぶん食べられるようになりました。」と答えると、
「お母さんが付き添っている強みだね」とおっしゃいました。
「地域の小学校に入って、もちろん子供たちの交流を一番にと思っていますが、だからと言って、体のこと、食べること、排泄のこと、コミュニケーションのこと…何一つ、あきらめようなんて思っていないんです。学校でさせていただけることは、させていただきたい。そのために自分ができることは何だってしたいと思うし…、ただね、他のお母さんにずるいって思われても仕方ないですよね。結局付き添っていれば、それがいちばん手っ取り早いやり方だと言われても、返す言葉もないです。」
少し弱気になって話すと、
「そんなことはないですよ。たけちゃんのためにお母さんがそれが一番良いと思ってやっているわけだし、実際、こんなにたけちゃん、成長しているんですから。今日一日一緒にいるだけで、本当にたくさん勉強になりました。」
就学前からずっと見守ってくださっているH先生の言葉に、私もずいぶん救われる思いでした。

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遠足のお菓子交換は、子供たちの大切な時間です。たけちゃんもお友達といっぱい交換しました。
ポッキーを口にくわえていると、まるでボスのような貫録のあるたけちゃん、舌で上手に周りのチョコレートをなめているのですが、その姿を見たH先生、
「たけちゃん、その姿最高だよ!!」と大ウケでした。


遠足の間も折りにふれて、たけちゃんの気持ちは指談で何度も確認していたのですが、帰り道でのこと、H先生に
「お母さん、今度ぜひ僕にも筆談のやり方教えてください。知っていたって練習しないとうまくならないですもんね。今度の柴田先生との講演会も、スケジュールがもしあえば、ぜひ参加したいなと思っているんです。」と言われました。
ずっと特別支援学校にいらっしゃるベテランのH先生の言葉です。地域の学校とか特別支援学校とか関係なく、どの子にも言葉があって、それを伝える方法がある、そのことを信じて動いてくださる大人も確かにいる。本当のことだから、きっときっと広がっていくと、また1つ、大きな大きな勇気をいただいたのでした。
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非公開コメント

No title

こうやって、皆に知らせていくんだね。
凄いね。
でも出来るんだって、皆が思うんだね。

今、わかって貰えなくて、悲しい思いをしてる方も、そういう日があるんだって思えたら、どんなに勇気が出るか。
ハッピーハロウィン(#^.^#)。
「お星さまのポスト」、頑張るよ。

ハロウィンパーティーいいなあ(^^)v

☆彩さん☆

ハロウィンパーティーに遠足にお友達と一緒に参加できて、たけちゃん嬉しかったでしょうね。

仮装、めっちゃ似合ってるし、ポッキー食べてる時の顔も最高です(*≧∀≦*)

たけちゃん、ほんとに嬉
しそうにしてます
ね。(*^^*)

地域によってなのか、年代の違いなのかわかんないんですけど、あたしの時はおやつが学校から支給されるとゆう(好きなの買っていいというのはなくて、みんな同じものだったので交換も何もない。笑)変なシステム(笑)だったので、おやつの交換ができるというのがうらやましいです(*^▽^*)

たけちゃんの命と思い、どちらも大切にしたい…そんな思いでいつも過ごしているけど、誰かの勇気に繋がるのなら、本当にありがたいな…と思います。

もよちゃん、パソコンとにらめっこの日々じゃないかな?どうぞ気負わずにやってね(*^_^*)

Re: ハロウィンパーティーいいなあ(^^)v

★ひろっちぃ~さん☆
ええっ!?おやつ交換、なかったんですか?
おやつが学校から支給されるっていうのも、初めて聞きました。
いろいろなんですね…

今までの遠足の中で、一番楽しかったって、たけちゃん言ってくれました。
みんなと一緒は、本当に嬉しいですよね\(^o^)/

No title

たけちゃん、どうぞ、早く良くなられますようにお祈りしています。たけちゃんの事がのっているメルマガを読むのがとても楽しみな私です。とても元気をもらいます。いつもありがとうございます。

No title

あやさん、たけちゃん。
初めまして、北の国フィンランドにいる、かっこちゃんのメルマガを読んでいる、花と言います。どこからメッセージをお送りしたら良いかわからなくて、、ブログのコメント欄にやってきました。

いつもこちらにコメントさせて頂こうと思いながら、読む度に胸がいっぱいになって言葉が見つからず、結局何も書けないままでしたが、、たけちゃんにも、あやさんにも、たっくさんの力を私ももらっています。尊敬の想いとありがとうの想いでいっぱいです。ありがとう!!!!

たけちゃん、たけちゃん、たけちゃん。
フィンランドからも、毎日祈っています。

お多福さんへ

お多福さん、祈ってくださってありがとうございます。
たけちゃんは大丈夫です。
またブログ、書いていきますね。
ありがとうございます。

花さん

フィンランドの花さん
ああ、花さん。私も一緒です。
素敵な素敵なブログ、私もいつも楽しく拝見していたのに、
コメントする勇気がなかなかありませんでした。

白雪姫の皆さんが、こうしてつながってくださること、
本当に心強く思っています。

ありがとうございます。
たけちゃんも私も、皆さんの大きな大きな愛と祈りに支えられて、
大丈夫、大丈夫です。
きっと元気になって、戻ってきますね。

ありがとうございます。

プロフィール

折りばら

Author:折りばら
たけちゃんに出会って、このブログを訪れてくださった皆様、ご縁をありがとうございます。
生まれつきの重い障がいをもちながら、地域で当たり前に生活できることを目指すたけちゃん、その周りはいつも愛と笑顔があふれています。時にはとびきり素敵な経験をさせていただくこともあります。
このブログを訪れてくださった皆様に暖かい風が吹くことを願って、たけちゃんの日常をお届けできたら嬉しいです。

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