FC2ブログ

皆さんが笑顔でありますように

1カ月以上ぶりでパソコンを開きました。
facebookにもアクセスしていなくて、ブログの更新も、また久しぶりになってしまいました。
その間、たくさんの方がコメントしてくださったり、メッセージをくださったり、
携帯へのメールや、たけちゃんへのプレゼントもたくさんいただきました。
しばらくの間、お返事もできず、すみませんでした。


1月の末に、國學院大學の柴田先生から突然お電話をいただき、家に訪問してくださることになりました。
(たけちゃんのためだけに来ていただけるなんて、本当にありがたかったです。)
たけちゃんはまず、「昨年の11月23日の講演会で柴田先生と再会するはずだったのに、
こんなふうになってしまってすみません。」と言いました。
それから、倒れる前から、倒れた後も、『伝える』というお役割に対して、
自分が誰に何を期待され、どんなふうにお伝えすればいいのか…ということを
ずっと悩んでいたと打ち明けました。
柴田先生は、「やっぱり地域の学校に行きたくても行けなかった先輩達が、
今、たけちゃんが普通に地域の学校に通っているということに期待しているよ。」とおっしゃってくださいました。
たけちゃんは相変わらず遠慮なしに、柴田先生にいろいろ質問をぶつけていましたが、
1対1で柴田先生と会話するなかで、
「とにかく毎日の日常をしっかり過ごすことの大切さ」に気付いていったようで、
「学校のことを一番に考えたい。学校のみんなに手紙が書きたい。」と言ったのです。
柴田先生に通訳をお願いし、私に書きとるようにと言いました。


○○しょうの みなさんへ
よいいのりを ぼくにとどけてくださって ありがとうございました。
ぼくはほんとうに こころから うれしかったです。
ぼくは まさか こきゅうがとまったなんてしらずに めざめたのですが
あとで はなしをきいて ほんとうに こわくなりました。
ゆうきがたりないのか ぼくはからだじゅうから ひやあせがながれだして
ふるえがとまりませんでした。
ふるえのなかで ようやく ふくよかな ははのかおがみえたとき
ほんとうに いきかえったのだと じっかんできました。
そのあと すぐにうかんだのは みんなのかおでした。
みんなはどうしているかな とおもったら みんなに あいたくなりました。
みんなのかおがうかんだとき なみだがひとつぶ ながれました。
みんなのかおから えがおがきえて ぼくをしんぱいしているように みえました。
みんなのかおに どうやったら えがおがもどるのかと おもっていたら
みんなの がんばれ というこえが きこえてきました。
みんなのこえをきいていたら からだじゅうから ゆうきがわいてきました。
ゆうきをだせば げんきになれると こころからおもったので
ぼくは まいにち みんなのかおを おもいだしては ゆうきをもらってきました。
すると まいにちすこしずつ みんなのかおが えがおになっていきました。
ぼくは こきゅうがとまったのは はじめてではありません。
でも こんなふうに ともだちから ゆうきをもらったのは はじめてです。
やはり ともだちは かけがえのないものだと つくずく おもいます。
まだ ほんとうにふあんはあるから いえでゆっくりしていますが 
はやく みんなのわらいごえがききたいです。


その時はもう、たけちゃんの体調は安定してきていて、
毎日ではなくても、数時間でも、学校に戻れる段階だと判断していました。
それですでに、登校したい旨をお伝えしていましたが、
時期的な問題もあるとのことで答えはNOでした。

たけちゃんがどんなに体調が回復したとしても、
学校に戻ることは容易ではないとわかっていたので、
「学校に行けるようになるまで、大好きな人に会いに行ったり、あちこち出掛けて、
刺激をいっぱいもらってこよう。」と話していて、
2日後に控えていたかっこちゃんのイベントにも、体調が良ければ参加する予定でした。
でもこの時
「それは学校のことを一番に考えていないことになる。
元気になったことも 一番に学校の友達に見せたいから、
学校に行けるようになるまでお出かけもしないよ。
(かっこちゃんのイベントは)お母さんが行って、手紙をわたしてきて。」と言いました。

私の思いとは違うので、その後親子喧嘩らしいことも初めてしました。
「たけちゃんがそう思うなら、そうするよ。でも、お母さんはそうは思わないからね。
たけちゃんがどんなに学校のみんなを大切に思っていても、
その気持ちをくんでもらえるほど、世の中は甘くないかもしれないよ。
お母さんはいつだってたけちゃんの思いを尊重するよ。
でも、どこかに属したら、自分の思いだけじゃ通らない」
感情的になりかけていましたが、たけちゃんの指先から「きまずい」という言葉が紡ぎだされると、
おかしくておもわず吹き出しそうになりました。

「でも かっこちゃんにあうなら かっこちゃんひとりじゃすまなくなる。
あって あんしんさせたいひとは どんどんでてくるし
そしたら やっぱり がっこうのともだちは いちばんにかんがえてないことになる」

「だからって、ずっと家でお母さんと二人だったら、刺激が足りないでしょ?」

「でも でかけるのは おかあさんがたいへんだから」そう言って、ニコッと笑って見せるのでした。


たけちゃんとの話は平行線のままでいた折、
プロバイダーさんとの契約の手違い(というより、私の勘違い)でWi-Fiが利用できなくなってしまい、
iPadからfacebookへのアクセスができなくなってしまいました。
もちろん再契約すればすむ話だったのですが、私、ふと思ったのです。
「たけちゃんはいつも、そこにいることで、その存在で、いろんなことを伝えてきた。
でも、学校に行けなくなって、こんなふうに突然、
お友達が元気に過ごしているかと知ることも、自分が元気になってきたと伝えることもできずに、
学校の友達と関わる手段を絶たれてしまったんだな…」って。
そんな中にあるのに、それでも「学校のことを一番に考えたい」と言ったたけちゃんの
意志の強さが、少しだけわかった気がしたのです。

いつみんなと再会しても、親子で「がんばっていた」と胸を張れるように、
今できること、今しかできないことをしっかりやっていこうと思いました。
普段学校では自立活動の時間が少なく、体をゆっくりほぐす時間が不十分でしたが、
今は時間があればたけちゃんの背中に手を当てています。

端座位では頭の支えなしで、10分間保持できるようになりました。
座位保持椅子では3時間近く座ることができ、座位での経口摂取の練習も開始しました。

体の機能に関しては倒れる前とほとんど変わらないくらいに回復してきましたが、
表情は大きな変化はなくて、「やっぱり刺激がたりないよー」と時々叫んでしまいますが、
そんな時に限って、いつも以上にニヤーっと笑顔を見せてくれる、あいかわらず男前なたけちゃんです。

それから、たけちゃんが注入中や寝ている間、私はよく折りバラを折っています。
「一日も早く、たけちゃんが学校に戻れますように」そんな願いももちろんこめますが、
大好きな人のことを思い、どうか笑顔でありますように…そう祈りながら折っていると、
デジタルの世界では繋がっていなくても、
大切な皆さんと、確かに繋がっているという実感がわきました。

2005_0101_000000-DSCN1738.jpg

たけちゃんの手元に光っている青いバラは、たけちゃんと1時間以上かけて折りました。
大切な宮ぷーさんが、気管や肺からの出血が続いているとのこと。
たけちゃんも、ごくたまに、気管から少量出血することがあります。
吸引チューブにスーッと筋がついているだけでドキドキして、吸引が怖くなります。
吸引びんが真っ赤なほどの出血が続き、宮ぷーさんもかっこちゃんも、チーム宮ぷーの皆さんも、
どんなに不安で怖い気持ちでいるでしょうか?
「どうか宮ぷーさんの出血が止まりますように。かっこちゃんが笑顔でいられますように。
すべて良い風になりますように…」心から祈って、一生懸命折らせていただきました。



昨日、お友達に教えていただいて、近隣に住む6年生の男の子が、
たけちゃんと同じ主治医の先生に書いた手紙を女優さんが読むという番組をたけちゃんと一緒に見ました。

お手紙には主治医の先生への感謝の気持ちの他に、
卒業式でピアノの伴奏をするので頑張りたいことや、
中学に行ったら部活を頑張りたいという前向きな言葉がたくさんありました。

あっという間の番組でしたが、たけちゃんの心を動かすものがあったようです。
目から大きな涙をポロっと一粒こぼして、
「まだ がっこうには いけないの」と聞いてきました。
私達の中では、遅くても3月には復学できるのではないか?という漠然とした希望がありました。
ところが、3月に入ったとたん、学校でインフルエンザが大流行してしまったのです。
初めの学級閉鎖は、たけちゃんの交流先のクラスでした。

「そうだね、今すぐは無理だね…、これだけインフルエンザが流行っているとね…」


「おかあさん あたらしいことを はじめたい」

その先は、まだ聞いていません。
たけちゃんが何を始めようとしているのかはわからないけど、
お友達のことを知ることも自分のことを伝えることもできない時間さえも、
私達親子にはやっぱり必要だったのだろうか…と、
そんな風に思うのです。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

嬉しい

毎日 たけちゃんどうしてるのかなぁ…と思いながらblogをチェックしていました
久しぶりにたけちゃんの元気な様子が見られて嬉しかったです

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 嬉しい

カズノッチさん
ブログをチェックしてくださっていたことも、こうしてコメントを残してくださることも、嬉しくてありがたくて、胸がいっぱいになります。
ありがとうございます。たけちゃん、おかげさまで元気です。

Re: 皆様お元気ですか?

まちこさん、こんにちは。ご心配おかけしてすみません。
おかげ様で、元気にしています。ありがとうございます。

以下、アドレスです。
a.0228.0609.0309.@docomo.ne.jp
hinatakelove@yahoo.co.jp
プロフィール

折りばら

Author:折りばら
たけちゃんに出会って、このブログを訪れてくださった皆様、ご縁をありがとうございます。
生まれつきの重い障がいをもちながら、地域で当たり前に生活できることを目指すたけちゃん、その周りはいつも愛と笑顔があふれています。時にはとびきり素敵な経験をさせていただくこともあります。
このブログを訪れてくださった皆様に暖かい風が吹くことを願って、たけちゃんの日常をお届けできたら嬉しいです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR