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たけちゃんと宿題

先日久しぶりに学校のお友達に会ってから、
たけちゃんは一段と表情がはっきりしてきました。

がっこうの ともだちのこえを おもいだしていたよ
まちがいなく あのこたちが ぼくのいのちを たすけてくれたんだ
・・・・・・・・

たけちゃんが学校に行けない時間が長くなると、
子供たちの心がたけちゃんから遠ざかってしまうのではないかと、
私はどこか不安でした。
でも、学校の子供たちとの絆は私が思っているより、
ずっとずっと強いものでした。

「ぼくは しんじて まつよ」とたけちゃんが言っていた信じるものとは、
本当は学校の友達との絆だったのかもしれないと、
今さらながらに気付くのでした。


昨年度、自宅待機の間、担任の先生にはことあるごとに、
たけちゃんが学校の友達に会いたいこと、友達の声を聞きたいこと、
そして勉強したいと望んでいることをお伝えしていました。
でも、担任の先生がたけちゃんの様子を見に来てくださることはなく、
学校の友達の様子を何か教えていただくことも、
宿題のプリントをいただくこともありませんでした。

「3学期の通知表や今年度の作品などお渡ししたいので、
修了式が終わった後、自宅に伺いたい。」と言われた時には、
担任の先生に対する不信感がピークにあって、
家に招くことはできませんでした。
「必要なら、こちらから学校に伺います。」と伝え、
修了式の翌日、子供たちのいない学校に行きました。

当時の校長は開口一番に、
「自分達は全部、教育委員会の指示で動いていた。」
とおっしゃいました。

今回、たけちゃんが学校に行けるか否かということは、
こちらも当然、担任の先生の気持ちでどうにかなるとは思っていませんでした。
ただ、担任として、なぜ子供たちの様子を伝えてくださることもなかったのか、
宿題1つ、出してもらえなかったのか、どうしても理解できなかったのです。

「たけはるは学校に行けるくらいに元気になって、
友達に会いたい、勉強がしたい・・・と何度もお伝えしたのに、
どうして宿題の一つも出してくださらなかったのですか?」と聞くと、

「だって、出したらたけちゃん、頑張ってやっちゃうでしょ?」という返事でした。

これが学校の先生の言葉かと、愕然としました。
「体のことが心配と言いながら元気になったと聞いても自分の目で確認することもなく、
教育を受けられない空白の時間ができてしまうことを、
先生は何とも思わないのですか?」と、
その日はかなりきつい口調で先生を責めてしまったように思います。


そんな一件が前年度にあったのですが、
先週、配布物と一緒に何枚か宿題のプリントをいただきました。

まずは、3月で移動された先生へ、離任式の時に渡すお手紙。
理科や「なかよし」の体育の授業でお世話になったA先生へ、
指談でたけちゃんの言葉を確認したあと、一緒にペンで書きました。
「ストレッチャーをいっぱい押して走ってくれたこと」が、
A先生との一番の思い出だそうです。

次に、新しいクラスメートへの自己紹介カード。
似顔絵を描くスペースがあり、私はまったく絵心がないので、お姉ちゃんにお願いしました。
他に今年頑張りたいことや、クラスメートへのメッセージを書く欄などもありましたが、
そちらもお姉ちゃんがささっとたけちゃんに指談で確認して書いてくれました。
たけちゃんは今年
「いつでも字がかけるようになりたい」そうです。
学校の中で、外出先で、自分の周りに指談ができる人を増やすという意味かな?
指談ではなく、筆談でっていう意味かな?
それとも、指談からスイッチにつなげたいっていう意味かな?・・・
そうだね、どちらも叶うように、この一年、また頑張ろうね!!


今日は算数のプリントをやりました。
内容は二桁の掛け算の筆算です。
2年生の時から、端座位の練習の時はゆらゆら体をゆらしながら
掛け算九九を暗唱していました。
足し算も掛け算も大丈夫。

お姉ちゃんはお友達との予定もないらしく、朝からDSのゲームばかりしていました。
「たけちゃんと一緒に、算数の宿題やってくれる?」とお願いすると、
「いいよ~!!」と二つ返事で引き受けてくれました。

例題だけ一緒にやって
「じゃあ、あとお願いね。」とお姉ちゃんに託すと、

○かける○は?
△たす△は?
1つ1つ、指談でたけちゃんに答えを確認しながらすすめてくれました。

「わあ、たけ、九九ばっちり!!
そうそう、合ってるよ~~!!」

「ちゃんとわかっている」と伝えることができたたけちゃんと、
「ちゃんとわかっている」と確認することができたお姉ちゃん、
二人とも楽しそうです。

姉弟でこんなふうに勉強できる日がくるなんて、
本当に嬉しいな~と、うるうるしてしまう母でした。
たけちゃんが「お姉ちゃんに申し訳ない」と思わないように、
お姉ちゃんが義務だと感じないように、
二人で時々、楽しんで一緒に勉強してくれたら嬉しいなあと思います。


あと1枚、残っている算数のプリントは角の問題。
うーむ・・・、これはどう説明すればいいのかな?
とりあえず、うちの有能な家庭教師に聞いてみようっと♪



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たけちゃんにハナマルいっぱい♪

たけちゃんの宿題 完璧ですね♪ お姉ちゃんみたいに たくさんの人がたけちゃんと話せたらいいなぁ…と思いました。
私も白雪姫プロジェクトのかっこちゃんの『指でお話する方法』を読んで 家族で確かめてみるけど 難しくて…
やっぱり毎日の継続が大切ですね

昨年度の学校の対応に 私もたけちゃんのお母さんだったら同じ思いがしたと思います。校長先生や担任の先生次第で いろんなことが変わってきます。今年度はたけちゃんに いいことがいっぱいありますように 福岡から祈っています。

Re: たけちゃんにハナマルいっぱい♪

カズノッチさん

ご家族で指談の練習、してくださっているんですね~
本当に嬉しいです。ありがとうございます。
私もたけちゃんと指談ができるまで1年近くかかりました(^_^;)
どうぞ、続けて頂いて、いつかたけちゃんとお話しして頂ける日がきたら嬉しいです。
数字は○×がわかれば、本当にすぐわかるようになりました。
学校のお友達も、たけちゃんとお話ししたくて、指談の練習をしてくれる子もいるので、
たけちゃんの周りに指談ができるお友達、増やしていきたいな~というのが今年の目標でもあります。

たけちゃんにはなまるをいっぱいくださったことも、私の気持ちに寄り添ってくださることも、
本当に嬉しくて、心強いです。ありがとうございます。
カズノッチさんの生徒さんやご父兄の皆さんも、素敵な先生と巡り会えてきっと幸せですね。
たけちゃんを見つめるまなざしは、子供達も先生方も本当に優しくて、
それには嘘はないと信じています。
大丈夫、きっといいことがいっぱいありますね。
プロフィール

折りばら

Author:折りばら
たけちゃんに出会って、このブログを訪れてくださった皆様、ご縁をありがとうございます。
生まれつきの重い障がいをもちながら、地域で当たり前に生活できることを目指すたけちゃん、その周りはいつも愛と笑顔があふれています。時にはとびきり素敵な経験をさせていただくこともあります。
このブログを訪れてくださった皆様に暖かい風が吹くことを願って、たけちゃんの日常をお届けできたら嬉しいです。

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