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「リハビリ」という名の授業

ここのところ、昼夜逆転気味だったたけちゃん、
体調は落ち着いているのですが、
毎日学校に行くというモチベーションがないと、
なかなか生活リズムを整えるということも難しいものです。

そんな中、2日(金)、学校に戻るための「リハビリ」という名の準備登校がありました。
いきなり子供達の中に入れるのは、たけちゃんも疲れてしまう・・・という理由で、
初回は放課後16時~。
学校に到着すると、まだ下校していなかったのは5~6年生の何人かでしたが、
それでも、こちらに気付いて「たけちゃ~ん!!」と手を振ってくれたり、
顔を見にきてくれたり・・・
上級生の女子にも、あいかわらずモテモテさんです。

同じクラスのしゅうちゃんもまだ下校前でした。
「(運動会)たけちゃんは青組だって。しゅうは黄組…

(担任の)先生に聞いたんだ。
『どうして、たけちゃん、まだ学校に来ちゃだめなのか?』って
まだ、準備が整ってないって言ってた。どうしようもないんだって…」

しゅうちゃんがたけちゃんのことを思って、
どんなにか勇気を出して聞いてくれたんだろうかと思うと、
涙が出そうになります。

「ありがとう、しゅうちゃん。
みんなが先生に聞いてくれる。そのことが本当に嬉しいよ。
少しずつだけど、良い風になってるよ。
また来週も来るからね。今度は2時間目だよ。」と伝えました。

教室に入ると、6年生のKくんが顔を出してくれました。
「今日はたけはるくんが来るということで、ちょっと寄ってみました。」と。
去年まで特別支援学級に在籍していましたが、
6年生から普通学級で頑張っているとのこと、
ちょっと見ない間に背がずいぶん伸びて、びっくりしました。

たけちゃんが入学した当初から
「たけはるくんは、どうしていつもお母さんが一緒にいるんですか?
お医者さんか看護師さんが学校にいればいいのに…」
「たけはるくんは階段の移動はどうするんですか?
必要なのに、どうして学校にエレベーターがないのでしょうか?」
こちらが疑問に思っていることを、いくつも言葉にしてくれた、
頼れるお兄さんです。

普通学級に移ってからも、なかよし(特別支援学級)のこと、
たけちゃんのこと…とても気にかけてくれてる話しをしてくれました。


たけちゃんの特別授業では、なんと校長先生が号令をかけてくれました。
わ~、なかなかこういう経験も貴重ですね。
なかよし1組の先生が
「校長先生ね、入学式の日に歌を唄ったんだよ。
たけちゃんも、いつか聞かせてもらえるかな?」と耳打ちしてくれました。
「いえ、あれは1年生に向けて唄った歌で、4年生のたけちゃんにはふさわしくないので、
唄いませんよ~」と慌てていらした校長先生、
周りが大人だらけ…というのは、やっぱり学校らしくないけれど、
先生方がとても温かい空気を作ろうとしてくださっている配慮が嬉しかったです。


生活リズムが不安定気味で心配していたものの、さすがはたけちゃんです。
学校に着いたとたん目をしっかり開けて、これまでの話し合いの時とは全く違う顔です。
明らかな表情の変化に、教育委員会の先生も学校の先生もびっくりされていたので
「おっ、勉強モードのスイッチが入ったね~」と補足しておきました。


まずは先日行われた離任式の様子を、写真を使ってお話ししてくださいました。
見るのはまだらくではないのに、しっかりと写真を見ていることをアピールできたたけちゃん、
すごいな~、家にいる時と全然違う…と、ただただびっくりしました。

次に、なかよしの自己紹介カードを作成しました。
「すきなこと」の欄には、筆談で「うちゅう」と書きました。
顔写真も貼るということで、呼吸器から人工鼻にきりかえて、
座る様子も見ていただきました。

それから、交流の4年生の教室も確認に行きました。
教室には全クラス、担任の先生がいらしていて、紹介もしていただきました。

交流先のA先生は笑顔で、
「たけちゃん、久しぶり~。みんなたけちゃんが来るの、本当に楽しみに待ってるよ。」と
迎えてくださいました。

座席は廊下から2列目、前から2番目の席でした。
わあ、いつも一番後ろの席だったのに、
今年はみんなの中にたけちゃんの席があるんだ…
たけちゃんもびっくりしていました。嬉しいね、たけちゃん。

「それから、係りは確か飾り係りだったかな?」という言葉通り、
「飾り係り」の下にはお友達の名前に混ざってたけちゃんの名前がちゃんとありました。
そして、
「小西君が学校に来たら写真をとります。」というメモが貼ってありました。

「係りごとに写真を撮ったんです。
なので、飾り係りは小西君が来てから…と子どもたちに言ってあります。」と
A先生が教えてくださいました。
年度始めに撮るクラスの集合写真についても、
「来週時間を作るので、その時に一緒に撮りましょう。」と言ってくださいました。

きっと、交流の先生となかよしの先生とで話しあって決めてくださったことだと思います。
嬉しくて、ありがたくて、涙がこぼれそうになりました。

なかよしの教室に戻って、改めて来週の予定を伺いました。
他のなかよしの子との交流も計画されていました。
こちらからも、呼吸器のことについて少しお話しさせていただきました。


1時間弱の授業はあっという間に終わってしまいました。
「たけちゃん、今日はどうだったかな?」と聞いてくださったので、
先生方の前で指談しました。


「ありがとうございました。
ぼくのために こんなに よくしていただいて。
もっと げんきになります。」

やっぱりとても大人なたけちゃんでした。



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もうすぐですね

たけちゃんが毎日学校に行くのももうすぐですね。新しい校長先生や担任の先生方がたけちゃんを心から待っててくださる様子が伝わってきました。本当に待ち遠しいですね。きっとすべてのことがたけちゃんにベストなタイミングになるように神様が考えてくださってますね。
プロフィール

折りばら

Author:折りばら
たけちゃんに出会って、このブログを訪れてくださった皆様、ご縁をありがとうございます。
生まれつきの重い障がいをもちながら、地域で当たり前に生活できることを目指すたけちゃん、その周りはいつも愛と笑顔があふれています。時にはとびきり素敵な経験をさせていただくこともあります。
このブログを訪れてくださった皆様に暖かい風が吹くことを願って、たけちゃんの日常をお届けできたら嬉しいです。

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